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エコカラットの使い方と注意点|後悔しない選び方とは?
「エコカラットって貼ったほうがいいのかな?」「使い方を間違えたら意味ないんじゃない?」
こんなふうに、エコカラットの導入を検討しながらも、不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
せっかく費用と手間をかけるなら、「ちゃんと効果を感じられる場所」に貼りたいし、「後悔のない選び方」をしたいですよね。でも実際には、「貼ったのに効果がわからなかった」「デザインが浮いてしまった」なんて声もちらほら。調湿・消臭・有害物質の吸着など、多機能なエコカラットですが、使い方や貼る場所によって、その効果は大きく変わってくるんです。
この記事では、リクシルが提供する人気の内装タイル「エコカラット」について、
✔ どんな効果が期待できるのか
✔ どの場所に貼ると失敗しにくいのか
✔ 貼る前に知っておきたい注意点や掃除のコツ
などをわかりやすく整理しました。
調湿や消臭などの空気環境対策にエコカラットを検討している方へ、本当に必要かどうかを判断できる確かな情報をお届けします。あなたの暮らしに合った最適な選び方を、この記事で一緒に探してみませんか?
この記事のポイント
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エコカラットの効果的な使い方と設置場所の選び方がわかる
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エコカラットを後悔せずに選ぶための注意点・判断ポイントがわかる
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掃除・メンテナンス方法が具体的にわかる
目次
- エコカラットの使い方とは?基本機能と役割をおさらい
- エコカラットはどこに使うのが正解?場所別の効果と向き不向き
- エコカラットの使い方|掃除・メンテナンスについて解説
- セエコカラットを選ぶときのチェックポイント5つ
- 他の壁材との比較でわかる!エコカラットの強みと弱み
エコカラットの使い方とは?基本機能と役割をおさらい

エコカラットは、リクシルが開発した「内装用の多機能タイル」で、部屋の空気を快適に保つための素材です。見た目はおしゃれな壁材ですが、実はただの装飾タイルではありません。調湿・消臭・有害物質の吸着という、空気を整える3つの大きな機能を持っているのが特徴です。
使い方としては、壁に貼って空間に「呼吸する壁」を作るイメージ。エアコンや空気清浄機のように電気を使うわけではなく、自然素材の力で空気を整えるのが魅力です。玄関やトイレ、寝室、リビングなどに貼られることが多く、設置場所によって感じられる効果も変わってきます。
また、最近では「セルフで貼れるタイプ」も登場し、賃貸の方でも気軽に取り入れられるようになってきました。インテリアとしても優れていて、無地から石目調・和モダンまで豊富なデザインがあるのも人気の理由のひとつです。
エコカラットの調湿効果は本当に必要?

エコカラットの最大の魅力とも言えるのが「調湿効果」です。部屋の湿気が多すぎるときは吸い取り、逆に空気が乾燥しているときは湿気を放出してくれる、まるで天然の加湿器と除湿器のような働きをします。
「梅雨のジメジメがつらい」「冬の乾燥で喉が痛くなる」という人には特におすすめ。実は、エコカラットは珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上の吸放湿能力があるといわれています。
ただし、壁に貼る面積が小さすぎると、効果を感じにくいのも事実。6畳の部屋なら、最低でも1~2㎡程度は貼りたいところです。壁の一面に貼ることで、湿度の安定化が期待できますよ。
エコカラットの消臭効果で本当に臭いは消える?
「ペットのにおい」「靴のにおい」「トイレのにおい」など、生活臭が気になる方にとって、エコカラットの消臭効果は非常に心強いポイントです。
エコカラットは、においの原因となる成分(アンモニアや硫化水素など)をタイルの中に取り込むことで、空間の空気を浄化してくれます。リクシルの実験では、一般的な壁と比べて、明らかににおい成分の減少が確認されたとのことです。
特に効果が出やすいのは、玄関やトイレのような閉め切った空間。人が出入りするたびにこもったにおいが広がりやすい場所だからこそ、エコカラットの力を実感しやすいのです。
有害物質を吸着するってどういうこと?
意外と知られていないのが、エコカラットには「有害物質を吸着してくれる機能」もあるという点。具体的には、シックハウス症候群の原因となる「ホルムアルデヒド」や「トルエン」などの化学物質を減らしてくれるんです。
家を新築・リフォームしたばかりの時期や、小さな子ども・ペットがいる家庭にとって、空気中の有害物質は心配のタネ。そんな時にエコカラットを使うことで、壁自体が空気をキレイに保つフィルターのような働きをしてくれます。
リクシルが行った試験では、VOCガスをエコカラットと一緒に密閉して5時間放置したところ、ガス濃度が大きく下がる結果が出たそうです。空気の質にこだわりたい人にとって、これは大きな安心材料ですね。
エコカラットはどこに使うのが正解?場所別の効果と向き不向き
エコカラットは壁に貼るだけで空気環境を整えてくれる優れた素材ですが、どこに貼るかによって効果の感じ方がまったく違ってくるというのがポイントです。見た目だけで貼る場所を決めると「思ったほど効果がない」と感じてしまうことも。
エコカラットの特長を活かすには、まず「においや湿気がこもりやすい場所」を選ぶのが基本。具体的には「玄関」「トイレ」「リビング」「寝室」が代表的な設置場所です。中でも玄関とトイレは消臭効果を実感しやすく、人気の高い貼り場所になっています。
一方で、空気が動かないクローゼットや狭い押入れの奥などに貼っても効果は薄め。エコカラットは空気が触れて初めて働くため、ある程度空気が循環する空間に設置するのが正解なんです。
ここからは、よく使われる場所別にその効果や注意点を紹介します。
玄関に使うとどんな効果がある?
玄関は、靴や湿気、ペットのにおいなどがこもりやすく、「入った瞬間の空気の印象」が悪くなりがちな場所です。エコカラットを玄関に使うと、においの原因物質を吸着してくれるので、常に空気がさわやかになります。
また、来客が最初に目にする場所でもあるため、デザイン性の高いエコカラットを貼れば、「おしゃれな玄関」としての印象アップにも効果的。調湿効果もあるので、梅雨時期に靴の湿気対策としても活躍してくれます。
貼る位置としては、靴箱の上の壁や玄関正面の壁が人気。照明と組み合わせて設置すると、高級感が出ておすすめですよ。
トイレに貼るメリットと注意点
トイレは生活の中で最もにおいが気になる空間。消臭スプレーだけではどうしても「混ざったにおい」になってしまいがちですが、エコカラットはにおい成分そのものを吸収してくれるため、空気自体が軽くなったような印象になります。
また、湿気がこもりやすい場所でもあるので、調湿効果によってカビの予防にも一役買います。
ただし注意点として、便器に近い位置に貼ると水ハネや汚れが気になることがあります。エコカラットは水拭き可能ですが、なるべく壁の上部やサイドなど、汚れにくい場所に貼るのが安心です。
リビングでの使い方と失敗しないコツ
リビングは家族が長時間過ごす場所。調湿や空気の清浄効果をリビングに取り入れることで、快適で健康的な空間を作ることができます。
ただし、リビングは広いため「ちょっとだけ貼っても効果が感じられにくい」という落とし穴があります。エコカラットの効果を感じたいなら、テレビボードの裏一面やソファの背面など、広めの壁に大胆に貼るのがおすすめです。
また、リビングはインテリアとしての統一感も大切。選ぶデザインによっては「浮いて見える」こともあるので、床材や家具の色味と合わせて選ぶと失敗しにくいです。空間全体のトーンに調和させることを意識しましょう。
エコカラットの使い方|掃除・メンテナンスについて解説
エコカラットは「おしゃれで高機能」な内装材ですが、使い続ける中で気になるのが掃除やメンテナンスのしやすさです。見た目はデリケートな素材に見えますが、実は日常的なお手入れはとても簡単。基本は水拭きOK、乾いた布でのホコリ取りでも十分なんです。
軽い汚れやホコリは、柔らかい布やハンディモップでサッと拭くだけでOK。水汚れや皮脂汚れが気になる場合は、水を含ませた布でやさしく拭き取ってください。
油汚れや落ちにくい汚れには中性洗剤を少しだけ薄めて使用するのがポイント。アルカリ性や酸性の強い洗剤はNGです。また、たわしや研磨スポンジなどの固いものでこすると、タイル表面を傷めてしまうことがあるので避けましょう。
気になるカビについては、エコカラットが湿気をコントロールしてくれるため、カビの発生はかなり抑えられます。 とはいえ、水はねが直接当たるような場所(トイレの床近くや洗面所の低い位置)では、側面や目地にカビが出る可能性もゼロではありません。
そのため、水がかかる場所では使用後に乾拭きするか、換気を意識することが重要です。特に湿気がこもりがちな冬場や梅雨時期は、定期的に壁を触って状態をチェックすることをおすすめします。
長く使いたいからこそ、簡単だけど丁寧なお手入れがエコカラットを美しく保つコツです。
エコカラットを選ぶときのチェックポイント5つ
エコカラットは高機能な内装材ですが、「なんとなく良さそう」で選んでしまうと後悔する可能性もあります。 そこで、選ぶ前にチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。

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① 設置場所の空気の流れ
→空気が循環している場所に貼ることで、調湿・消臭の効果が発揮されます。② 貼る面積
→効果を実感したいなら、広めの面積(1〜2㎡以上)を確保しましょう。③ インテリアとの相性
→カラーバリエーションが豊富とはいえ、家具・壁・床と調和するかを事前に確認。サンプルの取り寄せがおすすめです。④ 掃除のしやすさ
→水ハネの多い場所や汚れやすい場所に貼るなら、水拭き可能な「エコカラットプラス」を選ぶこと。⑤ 固定 or 取り外し可能か
→賃貸であれば「セルフタイプ」を選び、持ち家ならプロ施工でしっかり固定するのが安心です。この5つを意識することで、見た目も機能も満足できる「後悔しない選び方」ができます。
他の壁材との比較でわかる!エコカラットの強みと弱み
エコカラットを検討している方の中には、「調湿壁紙や珪藻土と何が違うの?」と迷う方もいるかもしれません。そこで、簡単に比較してみましょう。
調湿性能で比較すると、エコカラットは調湿壁紙の約25倍、珪藻土の6倍という数値が公表されています(※リクシル調べ)。つまり、調湿力では圧倒的な強さがあります。
消臭機能においても、エコカラットはにおい成分を吸着して分解するため、芳香剤よりも自然な空気感に仕上がります。
ただし、価格面では他の壁材よりやや高め。また、デザインの主張が強いパターンを選ぶと、インテリアに馴染みにくいこともあります。
総合的に見ると、エコカラットは「見た目・機能・メンテナンス性」のバランスが非常に高い内装材といえるでしょう。
まとめ|エコカラットの使い方と注意点を理解して、満足のいく選択を
エコカラットは、ただの内装タイルではありません。空気の湿度を整え、嫌なにおいを吸着し、有害物質まで減らしてくれる――そんな暮らしの質を底上げしてくれる、頼れる存在です。
けれども、せっかく導入しても「効果が感じられない」「デザインが合わなかった」といった後悔の声があるのも事実。だからこそ、使い方や貼る場所、選び方にはしっかりとした判断が求められます。
この記事では、エコカラットの機能や掃除の仕方まで幅広く紹介してきました。あなたがエコカラットを導入するか迷っているなら、まずは空気の悩みや生活のクセと向き合ってみてください。そして、自分のライフスタイルに合った“ちょうどいい使い方”を見つけていただければと思います。
エコカラットのある暮らしは、空気だけでなく気分も軽くしてくれるはずです。この記事が、あなたの後悔のない選択につながるヒントになれば嬉しいです。
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