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ルンバのコンセント位置はどこが正解?後悔しない設置術

「ルンバを購入したけど、どこに置けばいいのかわからない…」
「せっかく注文住宅を建てるのに、ルンバの基地を後から設置するのはもったいない」
こんな悩みを感じていませんか?
ロボット掃除機であるルンバはとても便利な家事アイテムですが、「どこにホームベース(充電器)を置くか」=コンセントの位置がとても重要です。
設置場所やコンセントの高さ、周囲のスペースが適切でないと、ルンバが戻らなかったり、コードが見えて生活感が出てしまったりといった問題が起きてしまいます。
特にこれから自由設計の家を建てる方やリノベーションを予定している方にとって、ルンバを快適に使える環境づくりは早い段階での計画がカギとなります。
本記事では、ルンバのコンセント設置にまつわる注意点から、おすすめの基地の作り方、設置場所の実例までを徹底的に解説します。
設計のプロならではの視点で、見た目にも使い勝手にも優れたルンバ基地の正解をお伝えします!
この記事のポイント
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ルンバの基地作りに最適なコンセントの高さと位置がわかる
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暮らしにフィットするおすすめの設置場所とそのメリットを紹介
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自由設計で「ルンバありきの家づくり」が実現できるアイデアを解説
目次
ルンバに適したコンセントの位置とは?
ルンバのようなロボット掃除機を快適に使うためには、「どこにコンセントを設置するか」が非常に重要です。なぜなら、充電のたびに手間がかかったり、見た目が悪くなったりすると、せっかくの便利な機器も使いにくくなってしまうからです。特に注文住宅や自由設計の家づくりでは、最初からルンバのホームベースを設置する前提で設計することがポイントです。この記事では、ルンバをスムーズに使えるコンセントの位置や高さについて詳しく解説していきます。
床から何cm?ルンバ用コンセントの理想的な高さ
ルンバのコンセント位置で失敗しやすいのが「高さ」です。一般的な家庭用コンセントは床から25〜30cm程度の高さに設置されていますが、ルンバの充電器(ホームベース)は本体の後ろ側に電源コードを接続するため、できるだけ床に近い位置にコンセントを設けるのがベストです。
目安としては床から10〜15cm。この位置に設置すれば、コードを目立たせず収納でき、ルンバ本体の出入りにも邪魔になりません。クリーンベース付きのルンバを使う予定がある場合は、高さ50cmほどの機種もあるため、あらかじめ高さにも余裕を持った設計が必要です。
また、設置場所によっては家具の下や階段の下などに隠しておきたいこともあるでしょう。その際も、コンセントの位置と高さは必ず確認し、計画的に決めておくことで、スムーズな充電と美しい見た目を両立できます。
縦差しと横差し、ルンバに最適なのはどっち?
コンセントの「向き」についても意外と見落としがちなポイントです。特にルンバのホームベースに接続するコードは、横差しタイプの方が圧倒的に使いやすく、空間をすっきり見せられます。
縦差しコンセントだと、差し込んだプラグが上方向に飛び出す形になるため、家具の奥行きが足りなかったり、コードが見えてしまったりといった問題が発生しやすくなります。一方、横差しであれば壁面に沿ってコードを這わせるように設置できるため、見た目も美しく、段差や扉への干渉も避けやすくなります。
また、ルンバがホームに戻る際には赤外線センサーを利用して位置を確認しています。コードや障害物が近くにあると、戻れなくなったり誤作動を起こしたりする可能性もあるため、コンセントの向きひとつにも注意が必要です。
注文住宅などでは、ルンバの基地となる収納スペースにあらかじめ横向きの専用コンセントを設置することをおすすめします。

迷わない!ルンバ基地おすすめ5選
ルンバを快適に使うには、「どこに置くか」がとても大事です。部屋の中で充電がしやすく、生活動線や見た目の邪魔にならない場所を選ぶことがポイント。ここでは、自由設計の住まいだからこそ実現できる、ルンバ基地におすすめの設置場所5選をご紹介します。それぞれの場所には、使いやすさ・収納性・見た目のスマートさといった特徴があります。ぜひあなたの住まいや生活スタイルに合わせて参考にしてみてください。
家具下を活用する|スッキリ収納&目立たない
家具の下にルンバを置くという方法は、生活感を出さずに収納スペースを確保できる便利なアイデアです。特に足つきのテレビボードやベッド、ソファなどの下は、空間が無駄になりがちな場所。そこにルンバのホームベースを設置すれば、スペースを有効活用しながら見た目もスッキリさせられます。
この設置方法の注意点は、高さと奥行き。ルンバ本体の高さは約9cm、クリーンベース付きタイプになると最大で40〜50cmの高さが必要な場合もあるため、余裕を持った設計が必要です。
また、家具の近くに低い位置のコンセントを横向きで設けると、コードが見えにくくなり生活感も抑えられます。日常の掃除をスマートにするためにも、家具下の空間は積極的に活用していきましょう。
階段下のデッドスペースをルンバ基地に
階段下は「デッドスペース」になりやすい場所の代表格ですが、ここにルンバ基地を設けることで実用性と省スペース性を両立できます。階段1段目の下や側面の奥行きを活用すれば、生活導線の邪魔にならずに自然にルンバの居場所を確保できます。
注意点としては、階段下の形状や高さが場所によって異なるため、ルンバ本体+ホームベース+コンセント設置の余裕があるかを事前に確認しておくことが必要です。幅40cm、高さ15cm以上、奥行き40cm程度が目安です。
また、階段下の壁面に横向きのコンセントを設けると、充電コードが美しく収まるうえに、ルンバの動線を邪魔しません。自由設計であれば、このような隠れたスペースの有効活用は大きな魅力です。
小上がり下の空間|自由設計ならではの裏技
小上がりの畳スペースや段差のある和室の下は、設計段階でしか作れない「隠れ基地」としてルンバにぴったりなスペースになります。この方法は空間のデザイン性を損なうことなく、収納・家事効率の向上を両立できるのがメリットです。
オープンな開口部を1箇所だけ確保し、その中に専用のコンセントを設置することで、見た目を保ちつつルンバの自動充電が可能になります。ホームベースの奥行きやコードの取り回しを考慮し、幅40cm×高さ15cm×奥行き50cm程度は確保しましょう。
また、小上がりの下は湿気がこもりやすい場所でもあるため、通気や掃除のしやすさも考えた設計がおすすめです。自由設計ならではの工夫で、見えない場所にこだわりをプラスしましょう。
ウォークインクローゼット内に隠す
「人目に触れずにルンバを収納したい」方にとって、ウォークインクローゼット内は理想的な設置場所です。収納スペースとして使っているクローゼットの一角に基地をおくことで、生活感を出さずにルンバを使うことが可能です。
ただし注意点として、Wi-Fiが届きにくいとルンバが基地に戻れないこともあるため、通信環境の確認は必須。特に赤外線によるホームベース認識がうまくいかないと、掃除後の戻り動作に支障が出てしまいます。
また、クローゼット内の棚やハンガーパイプとの干渉も確認しながら、基地用に専用スペースと横向きのコンセントを設けることが成功のカギになります。
洗面所や脱衣所に配置する場合の注意点
意外と見落とされがちですが、洗面台の下や脱衣所の隅などもルンバ基地として使える場所です。家族の動線から少し外れているため、人目につきにくく、かつ使いやすい場所でもあります。
洗面カウンターの下にルンバを収納する場合、足元のスペースに約幅40cm×奥行き50cm×高さ15cmの空間が必要です。洗面所の下は水回りに近いため、水濡れや湿気対策もしっかり考慮する必要があります。
また、体を洗ったり拭いたりする動作中にルンバが足元にあると障害になる可能性もあるため、事前に動線を考えて設計するのがポイントです。コンセントは防水タイプの横向き設置がベスト。こうした細かい設計の工夫で、家事のストレスは大きく変わります。
ルンバ基地の作り方アイデア
ルンバの基地を“なんとなく”設置してしまうと、後々「もっとこうすればよかった…」と後悔することも。自由設計の家づくりでは、ルンバありきの間取り設計や収納計画も可能です。だからこそ、設計段階からルンバの置き場所・コンセント位置・充電動線をしっかり考えておくことが大切です。ここでは、注文住宅やリノベーション時に活かせる具体的な設計アイデアを紹介します。将来の使い勝手やルンバの買い替えにも柔軟に対応できる「余白のある基地づくり」がカギです。
設計段階から「基地用コンセント」を仕込むコツ
ルンバの基地をどこに置くかは、設計段階で決めておくのがベストです。とくに重要なのが、専用のコンセントを仕込む位置と高さの計画。ルンバのホームベースは本体の後ろに接続口があるため、床から10〜15cm程度の低さで、かつ壁面の奥まった位置に横向きで設置するのが理想です。
さらに、ルンバ基地をリビングや階段下などの「見える場所」に設けるなら、コードが見えないよう壁内配線や収納家具との一体設計を行うと、生活感をぐっと抑えられます。
これから家を建てる方は、設計士や工務店に「ルンバ基地も考慮した設計にしたい」と伝えるだけで、かなり使い勝手がよくなります。後から変更するのは手間とコストがかかるので、初期段階での検討が成功のポイントです。

ジャストサイズ設計は危険?余白を持たせる理由
ルンバを収納スペースにピッタリ収めたいという気持ちは分かりますが、ジャストサイズの基地設計は要注意です。本体とホームベースのサイズにピッタリ合わせてしまうと、「少し角度がずれて戻れない」「将来買い替えたらサイズが合わない」といったトラブルが発生します。
たとえば、現在のルンバは幅35cm程度、高さ10cm前後が主流ですが、クリーンベース付きになると高さが40〜50cmになる機種もあり、設計時に考慮が必要です。
さらに、コードの取り回しや、掃除のしやすさを考えると、両側に5cm以上、背面に10cmほどの余裕スペースを取っておくのが安心。せっかくの自由設計なら、こうした“見えない余裕”が日々の快適さに直結します。
クリーンベース付きにも対応するなら?
クリーンベース付きのルンバを使う場合、基地の設計にはより一層の配慮が求められます。通常の充電器に比べて高さが最大で50cm程度にもなるため、家具下や低い棚には入りません。そのため、設置場所を「見せる or 隠す」で分けて考えることが重要です。
見せる場合は、リビングの壁面などに収納一体型の造作家具として作るのが◎。一方、隠す場合は階段下やクローゼットの奥などに専用スペースを確保して、前面・側面・上部すべてに余裕を持たせた設計が求められます。
さらに、クリーンベースはゴミを自動で吸い上げて溜める機能があるため、ダストバッグの取り出しやすさ・匂い対策・メンテナンス性も意識した設計がカギになります。将来的なアップグレードも視野に入れて、柔軟な基地設計を心がけましょう。
ありがちなルンバ基地の落とし穴
ルンバは一見「どこにでも置ける」と思われがちですが、実際には設置ミスによってうまく戻れない、充電できない、コードが目立つなど、さまざまなトラブルが起こりがちです。これらはほとんどが事前の確認不足や設計段階での見落としにより発生します。自由設計の住まいだからこそ、防げる問題もたくさんあります。このセクションでは、ルンバ基地の設計でありがちな失敗例と、その回避策をわかりやすくご紹介します。
Wi-Fiが届かない場所に置いたらどうなる?

ルンバは掃除だけでなく、スケジュール設定や清掃履歴の確認など、Wi-Fiを活用したスマート機能が充実しています。そのため、基地の位置がWi-Fiルーターから遠い場所にあると、接続が不安定になり、機能が制限される可能性があります。
特に、ウォークインクローゼットの奥や壁で囲まれた階段下など、電波が届きにくい“死角”に設置してしまうと、ルンバが充電後に戻れない、アプリ操作が反映されないといった問題が発生します。
基地の位置を決める際には、赤外線センサーの受信環境だけでなく、Wi-Fiの電波状況も必ず確認しておきましょう。必要に応じて、中継機の設置やルーターの場所の調整を検討することも大切です。スマート家電であるルンバを最大限活用するには、通信環境の整備も欠かせません。
コードが見えて生活感まる出しになるケース

ルンバ基地の設置でよくある失敗のひとつが、「コードが丸見えでインテリアの邪魔になる」ケースです。せっかくスタイリッシュな家を設計しても、床に這うコードや延長ケーブルが見えてしまうと、一気に生活感が出てしまいます。
これは、コンセントの高さや向きを適切に設定していなかったり、設置場所の周囲にコードを隠せるスペースがなかったりすることが原因です。さらに、掃除機本体やホームベースの配置が壁際ギリギリだった場合、コードの逃げ場がなく、見た目だけでなく安全面でもマイナスです。
解決策としては、横向きコンセント+壁裏配線+家具や造作収納と組み合わせた設計が効果的。コンセントを露出させたままにせず、コードを隠す設計にすることで、スッキリした空間を保つことができます。
設計の自由度があるからこそ、ルンバはもっと快適に使える
「ルンバは買ってから置き場所を考えればいい」と思っていませんか?
実は、住まいの設計段階からルンバの基地を考慮することで、使い勝手・見た目・掃除効率のすべてがワンランクアップします。特に注文住宅やリノベーションのような自由設計であれば、ルンバありきで空間設計が可能です。
最後に、ルンバをもっと快適に使うための「設計の工夫ポイント」をまとめます。
ルンバ基地は「暮らしの一部」としてデザインする

ルンバの基地をただの“置き場所”として考えるのではなく、暮らしの一部として自然に溶け込むようにデザインすることが、自由設計の真価です。例えば、テレビボードの下やベッドサイドに一体型の収納家具として基地を組み込めば、機能性と美しさを両立できます。
また、ルンバを使う時間や動線を事前にシミュレーションすることで、掃除の邪魔にならず、音も気にならない場所を選べます。ただ隠すのではなく、使いやすさと目立ちにくさを両立させる配置設計が重要です。
見えないけれど使いやすい、そんな基地を実現するには「ルンバ前提の間取りづくり」がカギ。生活の中に“当たり前のようにルンバがある”住まいを作ることで、毎日の掃除が驚くほど快適になります。
HAL設計のような自由設計だからこそできる提案

HAL設計のように、住まいを一からつくる自由設計の家づくりでは、ルンバをはじめとしたロボット掃除機のための工夫も、住まいの一部として組み込むことができます。
単に「置き場所」を確保するのではなく、動線・見た目・生活スタイルに合わせた最適な基地設計が可能です。たとえば、造作家具にルンバ基地を埋め込んだり、デッドスペースを活用したり、ゴミの自動収集機能付きでも見栄えの良い設計に対応したりと、細かいニーズに合わせた提案力があるのが大きな強みです。
また、ルンバ以外の生活家電との調和や、コンセントの配置までを含めて一体的に設計できる点も、注文住宅ならでは。“掃除をラクにする住まい”を叶えたい方にとって、HAL設計の自由設計は心強いパートナーになるはずです。
まとめ:ルンバの基地は「住まいの一部」として設計しよう
ルンバは、ただ掃除をしてくれるだけでなく、毎日の家事をラクにしてくれる頼もしい存在です。だからこそ、その性能を最大限に活かすためには、「どこに基地(ホームベース)を設け、どこにコンセントを設置するか」という住まいの設計段階での配慮がとても重要です。
この記事では、コンセントの理想的な高さや向き、設置の注意点、ルンバ基地のおすすめ場所5選、そして自由設計だからこそできる工夫やアイデアを紹介してきました。
特に注文住宅やリノベーションを考えている方にとっては、「後から困らないルンバ基地設計」=見た目にも機能的にも満足できる住まいづくりのポイントになります。収納の奥行きや高さ、クリーンベース対応、コードの見え方、Wi-Fiの届きやすさまで、細かい部分も含めて考えておくことで、ルンバはもっと便利に、もっと快適に使えます。
HAL設計のような自由度の高い家づくりなら、ルンバを前提にした間取りや造作提案も可能です。
「暮らしの一部として自然にルンバを組み込みたい」
「生活感を出さずに、きれいに収納したい」
そんな思いを、設計の力でしっかりカタチにすることができます。
住まいとルンバをもっと快適に“共存”させたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ご要望に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
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